腰痛
はじめは腰の周辺に軽い痛みを感じるほか、腰がなんとなく疲れる、だるい、重苦しい感じがする、いつもよりこっている、などの腰の不快感を感じます。
放置していると徐々に痛みが強まっていく傾向があり、突然強い痛みに襲われる「ぎっくり腰(腰の捻挫)」が起こることもあります。
腰を使う作業や、腰に負担をかける姿勢や動作を続けることで、腰の筋肉が損傷して過度に緊張した状態になって痛みが発生します。そのような腰痛を筋・筋膜性腰痛と呼ばれます。
筋・筋膜性腰痛は痛みがあるのにX線撮影などの画像検査で腰まわりの組織(骨、椎間板、神経など)に異常が見られず、明らかな原因を特定できない腰痛をいいます。
◆腰の筋肉に負担をかける主な要因
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中腰の姿勢、前かがみの姿勢
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長時間同じ姿勢をとる(立ちっぱなし、座りっぱなし)
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腰を何度も前後にまげる、腰をひねる
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肥満
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激しいスポーツ
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重いものを持つ重労働
筋・筋膜性腰痛は老若男女を問わず、あらゆる年代に見られますが、日常生活においてこれらの要因が多くあてはまる人は注意が必要です。
特にデスクワークや運転手など長時間座りっぱなしの仕事をする人、販売員、看護・介護関係、警備員など立ちっぱなしが多い人、しょっちゅう前かがみの姿勢をとる人、運動で体をよく動かしている人に多く発症します。
