来院のきっかけ|中学1年生サッカーゴールキーパー
今回の患者様は、中学1年生の男子で、サッカー部のゴールキーパーをしている選手。
もともと軽度のオスグッドがあったそうですが、試合中に相手選手と接触し、オスグッド部位に衝撃を受けたことで痛みが急激に悪化しました。
症状
- 階段の昇り降りで激痛
- しゃがむ動作ができない
- 押してもかなりの痛み(圧痛)
- 体重をかけない状態で膝を曲げても痛い(これはかなり重度のオスグッドの症状)
特に、膝のお皿の下(脛骨粗面)あたりに強い痛みと腫れが見られました。
検査と診断|オスグッド+骨膜・膝蓋腱の損傷
当院のエコー検査では、以下の異常が確認できました:
- 膝蓋腱の明らかな腫れ
- 骨膜の炎症反応
通常のオスグッドでは成長期に太ももの筋肉(大腿四頭筋)の牽引で膝蓋腱と骨膜が引っ張られて炎症が起こりますが、今回は衝撃によってさらに損傷が加わり、急性の炎症が悪化していたと考えられます。
治療方針|冷やさない、血流を促す、動きを制限する
今回のようなケースでは、「冷やすこと」だけでは改善が難しいと考えています。
当院では以下のような方針で治療を行いました:
❌ 一般的な治療との違い
- 湿布とストレッチだけでは治らない
- 安静だけでは改善に時間がかかる
- 痛みのある箇所に直接アプローチする必要がある
✅ 当院のアプローチ
- 損傷部位に血流を届ける手技と電気治療
- 患部を温めて代謝を高める(冷やしすぎはNG)
- 膝に負担のかからない身体の使い方指導
- 痛みがある動作(しゃがむ・階段昇降など)は一時中止
エコー検査で状態を逐一確認し、炎症度合いを見ながら治療の強度やタイミングを調整。
1回目の施術でしゃがめるまで改善し、その後も施術を続け、3週間後にはサッカーで全力プレーが可能になりました。

オスグッド=成長痛ではありません|重症化・再発に注意
オスグッドは「成長期だから仕方ない」と軽く考えられがちですが、損傷がある場合は明確な治療が必要です。
特にスポーツをしているお子様の場合、痛みを我慢してプレーを続けることで症状が慢性化・重症化しやすく、将来的な運動機能にも影響します。
- 成長痛ではなく組織損傷を伴う炎症
- 早期の処置が「競技復帰のスピード」を大きく変える
まとめ|オスグッドの痛みは“早めに・的確に”治療を
今回のように、オスグッド+衝撃による悪化は、一般的なストレッチや安静だけでは改善が難しいケースです。
当院では、
✅ エコー検査による可視化
✅ 血流を促す施術
✅ 痛みを抑える電気治療
✅ 身体の使い方の指導
を組み合わせ、短期間での競技復帰を可能にしています。
「膝が痛くて練習できない」
「オスグッドがなかなか治らない」
「試合に間に合わせたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。
📍滋賀県草津市・こう接骨院
📩 ご予約・お問い合わせは公式LINEからお気軽にどうぞ。
\↓オスグッドの症例は他にもあります↓/
今回の症例動画はこちら