「整形外科で“変形性膝関節症”と言われた」
「リハビリをしても痛みが変わらない」
「歳だから仕方ないと言われたけど、本当にそう?」
そんな膝の痛みに悩む方に、ぜひ読んでいただきたい症例です。
今回は、歩行や階段がつらい膝痛(変形性膝関節症)が改善した50代女性の症例です。
来院のきっかけ|関西万博で2万歩歩いた翌日に違和感
関西万博に行かれた際に、1日で約2万歩を歩いたそうです。
翌日から少し膝に違和感があり、その1週間後、車から降りた瞬間に膝に強い痛みが走り、整形外科に駆け込みました。
レントゲンで「変形性膝関節症」と診断され、さらにMRIを撮ったところ半月板が損傷しているとのこと。
リハビリを開始したものの、思うように改善せず、当院へご相談に来られました。
主な症状と検査結果
- 階段の昇り降り、しゃがむ動作で膝前面や膝裏に痛み
- エコー検査では関節の隙間が狭く、骨棘(こつきょく)※も確認
➡ 典型的な変形性膝関節症の画像所見でした。
骨棘:骨の関節面やその周辺、あるいは骨と靭帯・腱の付着部にできる、とげや突起のような余分な骨の増殖のこと
しかし、ここで注目すべきは、「変形=痛みの原因」ではないということです。
多くの方が「軟骨がすり減って痛い」と思われていますが、
実は軟骨自体には痛みを感じる神経がありません。
痛みが出るのは、
✅ 軟骨の奥にある骨に刺激が入った重度の変形、または
✅ 関節まわりの筋肉や筋膜、脂肪体、半月板、滑液包などの組織が硬くなった場合です。
今回の患者さんは、エコー検査で関節変形があったものの、
筋膜の硬さとむくみ(浮腫)が強く見られました。
この状態では、血流が悪くなり、筋膜がさらに硬くなる悪循環に陥ります。
痛みで動かさない → 血流悪化 → さらに筋膜が硬くなる → 痛みが増す、という流れです。
治療方法|硬くなった筋膜をやわらかくする
こう接骨院では、
1️⃣ 筋膜を柔らかくする独自の手技+電気治療
2️⃣ 筋膜を伸ばすリリース手技
を組み合わせて施術を行います。
治療直後から膝の動きがスムーズになり、
階段の昇り降りも「すごく軽くなった」と驚かれていました。
画像だけで判断しない、原因を“検証”する治療
レントゲン・MRI・エコー検査は非常に大切な情報源ですが、
画像上の異常=痛みの原因とは限りません。
実際、重度の変形があっても痛みがない方も多く、
軽度でも強い痛みを訴える方もいます。
当院では、
- 痛みの組織を仮説として立て、
- 治療で変化を検証し、
- その場で痛みが減るかを確認します。
これにより、「本当の原因組織」を突き止めることができます。
再発防止のためのアプローチ
痛みの原因がわかっただけでは、再発予防にはなりません。
当院では、
- 歩き方・姿勢のチェック
- インソールの提案
- 膝に負担をかけない体の使い方の指導
を併せて行い、「再び痛まない膝」を目指します。
まとめ|“歳だから”で諦めないでください
変形性膝関節症と診断されても、
痛みの原因がすべて「軟骨のすり減り」とは限りません。
筋膜の硬さ・血流の悪化・姿勢の癖など、
治療によって改善できる要因は多くあります。
「もう歳だから…」と諦める前に、
ぜひ一度公式LINEからご相談ください。
\↓膝痛の症例は他にもあります↓/
改善した様子を記録した動画はこちらです。

