MRIでは異常なし。2ヶ月以上続く膝の痛み|筋膜の炎症が原因だった症例紹介

今回ご紹介するのは、引越し作業で階段の上り下りを繰り返した翌日から、両膝に強い痛みが出てしまった方の症例です。
階段の昇降中は特に気になる痛みもなかったものの、翌朝になって膝の内側から前側にかけてズキズキとした痛みが出現。
当初は、「疲労や筋肉痛だろう」と思い、自分でYouTubeを見ながらマッサージやストレッチを行っていたそうです。

ところが、その自己流マッサージによってさらに痛みが悪化
不安になり、近くの整形外科を受診されました。

目次

整形外科で「半月板損傷」→大学病院で「特に問題なし」

整形外科ではMRI検査が行われ、「半月板に損傷の可能性がある」との診断を受け、大学病院を紹介されました。
大学病院でも再度MRIを撮影。しかし、「少し傷はあるものの、大きな問題ではない」とされ、
担当医師からは「原因がはっきりしなくて、ごめんね」と言われ筋肉を柔らかくするという漢方薬を処方されました。

最初の整形外科ではリハビリを勧められ、週1〜2回ペースで約2ヶ月間通われたそうですが、痛みはほとんど変わらないまま
「これ以上どうすれば良いか分からない」と困っていたところ、当院のことを知り、来院されました。

症状|しゃがむ・階段での膝の痛み、押さえると内側広筋に圧痛も

来院時は、次のような状態でした。

  • 両膝のお皿まわりに痛み
  • 特にしゃがむ動作階段の昇り降りで強く痛む
  • 指で内側広筋(膝の内側の筋肉)を押すと痛みがある
  • 押さえても痛くない場所でも、動くと痛みが出る
  • 痛む範囲が広く、ピンポイントではなく“面”で感じるような痛み
これ以上ヒザが曲がりません
痛みでこれ以上ヒザを曲げる事ができません。

エコー検査と触診から、“筋膜性の痛み”と判断

当院では、まず膝の状態をエコー検査で確認しました。
半月板や関節周辺、筋腱付着部などに明らかな炎症や腫れは見られず、関節内部の問題の可能性は低いと判断。

さらに触診・動作テスト・圧痛点の分布などから総合的に評価し、
今回の痛みは筋膜(筋肉を包む膜組織)の炎症によるものであると考えました。

筋膜が硬くなると、以下のような現象が起きます:

  • 筋肉の滑りが悪くなる
  • 力を入れたときや伸ばされたときに「張るような痛み」や「ズーンとした違和感」が出る
  • 広範囲に痛みを感じる(神経のような鋭い痛みではなく、にぶい痛み)
  • 押したときの痛みと動作時の痛みが一致しないこともある

こう接骨院での治療|筋膜に対するアプローチと経過

当院では、硬くなった筋膜に対して独自の手技療法と電気治療を併用して治療を行いました。

筋膜への施術では、
✅ しっかりと血流を促進し、
✅ 滑走性(筋肉の動きやすさ)を回復させることが目的です。

1回目の施術後、患者さんは「しゃがめるようになった!来た時と痛みがぜんぜん違う!」と即効性に驚かれていました。

その反応から、やはり今回の痛みの原因は筋膜にあると確信。
少し残った違和感を取り除くため、その後も週1回ペースで施術を継続し、3回目の治療が終わる頃には痛みはほぼ消失していました。

“画像に映らない痛み”があることを知ってください

MRIやレントゲンは、骨・関節・靱帯・半月板などの状態を確認する上では非常に重要な検査です。
ただし、画像上の異常=必ず痛みの原因とは限らないこともまた、現場ではよくある話です。

反対に、画像では異常がなくても、筋膜や神経、筋肉の滑走障害など“映らない痛み”は存在します。

当院では、
🔍 画像検査だけに頼らず
🔍 触診・動作分析・エコー評価・治療による検証
を組み合わせて、痛みの「本当の原因」にアプローチします。

まとめ|「異常なし」と言われても、あきらめないで!

「MRIでは異常なし」「どこに行っても良くならない」「痛みはずっと続いている」
そんな状態でも、見方を変えれば改善のヒントが見つかることがあります

今回は、階段の昇り降りをきっかけに筋膜の炎症が起こり、それが痛みの原因だった症例でした。

✅ 長引く膝の痛み
✅ 原因がはっきりしない
✅ 痛みの範囲が広い・深い・不思議な感じがする

こういったケースは、ぜひ一度、公式LINEからご相談ください。

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